急いでいたので作業工程の写真はない。
<材料>
100均で購入したもの
・フリスビー 1個
・4枚刃のブーメラン 2個
・電子レンジ用のラップがわりのフタ 1個
・おもちゃの盾 1個
・軽い紙粘土 3個
・布テープ白 1巻
・アルミ針金 1巻
1050円也。
その他
・ホットボンド 2~3本
・金色テープ少々
・アルミテープ少々
・伸びるラベル6枚(3枚1パック×2パック、計1900円)
・セロテープ少々
合計原価3000円程度。
<製作行程>
ブーメランの刃を4枚×2個、合計8枚切り離す。
フリスビーの裏に、ブーメランの刃を針金でまきつける。
フリスビーの裏におもちゃの盾のもち手部分を接着する。
フリスビーの表にレンジ用のフタを接着する(窪みに穴を開けて針金を通し、固定)
針金の先を布テープとホットボンドで保護。
ぐらつき部分はすべてホットボンドを流しこみでかためて補強。
これでベースの完成。
ブーメランの刃の上に軽い紙粘土を盛って形をつくる。
夕方~翌朝まで乾燥。
23日はここまで。
24日朝から仕上げ。
鱗模様と刃(?)の部分の模様を描き、伸びるラベルに印刷。
ウロコを一枚一枚カットして、重ねて貼っていく。
装飾部分に金色テープとアルミテープを貼る。
刃の部分もラベルで紙粘土をコートするように巻く。
剥がれてこないように、端を布テープやセロテープでとめて補強。
全体をつや消しクリアーで保護。
以上。
開始 23日 15:00
完成 24日 20:00
目玉作りに精を出していた、7月23日の昼のことだった。
キリン装備のオーナーさんから、双剣が片手分しかできなかったのでなんとかならないか、との緊急連絡。
この時点でWF当日まで36時間を切っている。
電話の主は、自分で装備を作ろうとして2万円ほどかかりそうだ、双剣は発注済なので、これ以上出費が増えるのは困るとも言っていた。
電話では不安にさせるのでわざと語らなかったが、実は、武器類を作るのは「初めて」だ。
もちろん、防具・甲冑類も作ったことがない。
しかし、まっとうな作り方で作る皆さんが時間的にさじをなげ、オーナーさんが困っている。
ありもので何かでっち上げるしかない。
双剣のもう片方を作るのが筋だと思われたが、すでに出来上がっているほうの剣のサイズがわからなかった。つりあいが取れないと困る。相談の結果、すでに出来上がっているほうを片手剣扱いにして、盾をつくることになった。
WF当日だけもてばいいですね?そこそこのやっつけクオリティでいいですね?と了解を得て電話を切り、製作を開始した。
100均へ行く前にだいたいの製作工程の予想はできていたが、フリスビーとレンジのフタがぴったりあわさったときはほっとした。
塗装技術も設備ももたない、時間もない。
塗料の苦手な自分の、頼みの綱はパソコン。
ウロコ貼りについては、全面に印刷して一気に貼ればよかったのに、と後で言われたが、伸びるラベルにも限度があり、シワにならないようにするにはコツコツやるしかなかった。
ちょっとしたこだわりである。
ウロコ貼りで想像以上に時間を食って、4時間ほどかかったのではなかっただろうか。
刃の部分、軽い紙粘土は食いつきにくい・割れやすい等、難もあるが、弾力があるので、テープ類で締め上げてきれいな形をつくることができるので時には便利だ。
また、猛暑日で乾燥も早かったので助かった。
ラベル部分にはところどころシワがあり、裏面の処理もなし。
武器職人の剣には全く及ばないが、写真で遠巻きに見る分にはなんとかなったようだ。
オーナーさんにも仕上がり、価格ともに喜んでもらえて一安心。
・・・あとから、特急料金を設定し忘れたことに気がついた。
反省点をあげるなら、あまりできのよくない刃を、構えたときに見えにくいようにと一番外側に持ってきたつもりが、腕を下ろした際に一番上に来てしまったこと。
ポージングのパターンも複数考えて粗隠しをせねば、かえって目立つ。
助かりました。
そして3333踏みました。
何かください。
以上、宜しくお願い致します。